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平和実現のために企業と私たちができるソーシャルアクションとは?

  • 「社会をもっとよくしたい!」という想いを持ってソーシャルアクション(社会課題の解決につながる行動)に取り組んだ子どもや若者が集う、SDGs×ライブイベント「Change Makers Fes(チェンジメーカー・フェス)」。2024年のテーマは、Take Action for Peace 平和をつくる私のアクション。

    ボランティア、募金、ゴミ拾い……。誰かを助けるため、社会の何かをよくするために起こしたその行動一つひとつが、世界を変えていきます。サステナブルな事業をする企業を知って、その商品やサービスを自ら選んで使用することもソーシャルアクションのひとつです。

    今回、『珈琲館』、『カフェ・ベローチェ』、『カフェ・ド・クリエ』などのカフェチェーンを展開する企業、C-United株式会社(以下、C-United)のサステナブルなアクションや、コーヒーと気候変動問題、雇用とSDGs、DE&Iの関係をご紹介します。

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    気候変動で、コーヒーが飲めなくなる日がやってくる?!

     
    SDGs達成のため、飲食店や食品業界が抱える問題の一つは「食料廃棄(フードロス)問題」。飲食店での消費者による食べ残しや買い過ぎのほか、食品会社による生産や加工の段階で食品ロスが発生します。これらは資源の無駄遣いだけでなく、環境に対する大きな負担です。

    国連環境計画(UNEP)の世界の食品廃棄物に関する調査(※)によると、全世界で10.5億トンの食料廃棄が発生しており、この60%は家庭、28%は外食、12%は小売りから出ています。

    飲食店では、実際にどのような取り組みをしているのでしょうか? 全国のカフェでコーヒーや食事を提供するC-Unitedでは、賞味期限が近いサンドイッチに割引シールを貼ることによるフードロスの削減のほか、ストローの素材変更や、ストローをご希望のお客さまには、ご自身で付属品コーナーよりお取りいただくご提供方法に変更することで、プラスチック使用量削減に繋げたり、省エネ型の照明器具導入による消費電力の削減を行うなど、さまざまな取り組みをされています。

    さらに、「フードロス問題」だけではなく、「気候変動問題」も取り組んでいます。なぜなら今、気候変動によってコーヒー豆の栽培に適した土地が半減してしまう恐れがある「コーヒー 2050年問題」が深刻だからです。

    コーヒーの供給が難しくなることで、私たち消費者は気軽にカフェで美味しいコーヒーを飲めなくなったり、生産や販売などコーヒー産業に携わる人々の仕事、さらには生活に影響が出る危惧があります。

    また、人への影響だけではなく、地球温暖化や気候変動によって森林火災の発生件数は増加傾向にあり、環境破壊が進んでいます。例えば、高品質な豆の産地として有名なエチオピアのシャキッソ村。ここでは、2000年から2004年の4年間にわたって、大規模な山火事がありました。

     

    エチオピアのシャキッソ村。雨量も多いことからコーヒー栽培に適している。

     
    シャキッソ村では、山火事により消失したエリアの地域復興のため、コーヒー生産を通じた地域住民の「雇用」に取り組んでいます。雇用は、地域住民の生活と仕事を安定させるためにとても大切なことです。生活レベルが向上し、地域復興を加速することができ、経済成長と平和にもつながります。また、コーヒー栽培によって、その地域の森林の生態系が保護され、森と人の共存関係も実現できます。

    そして、C-Unitedが運営するカフェチェーン『珈琲館』では、このようなサステナブルな取り組みを行う農園から珈琲を取り寄せ、厳選した一杯を期間限定で販売し、私たち消費者に提供することで、持続可能なビジネスモデルを確立しています。

    私たち消費者は、このような企業の取り組みによって、1杯の持続可能なコーヒーを通じて、コーヒー生産者の生活を支援し、環境にも優しい選択をすることができるようになります。

     

    コーヒー農園スタッフ

     

    障がい者雇用で「誰も取り残されない」平和な社会へ

     
    C-Unitedでは、社員や事業に関連する人々に「飲食事業で働く楽しさと喜びを感じてもらえる会社となること」を大切にしているそうです。

    例えば、障がい者雇用。障害者雇用促進法の改正により、民間企業での障害者の法定雇用率は2024年4月1日から2.5%、2026年7月1日以降は2.7%へと段階的に引き上げられます。C-Unitedは、障がい者の方々の就業機会を増やすだけではなく、「雇用の質」を上げる働きを実現したいと考えました。

    そこで、障がい者の方々が個性を活かし働く「焙煎所」を、東京・港区本社に2024年3月にオープン。その焙煎所で焙煎した特別なコーヒー「珈琲館 銀座ブレンド」を開発。そして、この新商品を店舗で販売する『焙煎プロジェクト』を開始しました。

     

    (左)障がい者の方々(以下、CUクルー)が珈琲生豆の配合から焙煎・梱包・配送までを行なう焙煎所(右)CUクルーが焙煎した珈琲「珈琲館 銀座ブレンド」

     

    私たちが平和のためにできる、小さな選択の積み重ね

     
    SDGs目標8「働きがいも経済成長も」では、「すべての人々のために、包摂的で持続可能な経済成長と働きがいのある仕事を促進する」ことを目指しています。この中には、障がい者に対する就労機会の確保や、障がい者が差別されることなく働ける職場環境を整備することが含まれています。

    人事部の出口明宏さんは、本プロジェクトで工夫したポイントについて「障がい者の方々の雇用はノベルティ作成や単純作業など事業に直結しないものが多い一方、私たちが行いたいのはそうではなく、公平性を大切にしてビジネスとして成立させることだという強い思いを持っていたため、事業の一環である『新商品をつくる』というところに注力しました。」と語ります。

    平和、環境、気候変動、人権などの問題は独立しているように見えて、実際にはそれぞれが互いに影響を与え合い、密接に関連しています。平和な社会、持続可能な社会をつくるためには、さまざまな課題を一体となって解決することが求められています。

    私たち個人ができる平和への貢献は、日常の小さな行動から始まります。ボランティア活動、環境保護、多様性の尊重など、一人ひとりの行動が集まることで、平和な社会の基盤が築かれます。

    C-Unitedはじめ、サステナブルな選択をしている企業の活動をもっと知ることは、私たち消費者の持続可能な選択(サステナブル・チョイス)につながります。

    日常生活で無理なく、ソーシャルアクション(社会課題の解決につながる行動)を起こすために、「サステナブル」な企業やビジネスについて知るところから始めてみませんか?

    ※ 「Food Waste Index Report 2024」国連環境計画(UNEP)

     
    【詳細はこちら】コーヒーを通じてたくさんの幸せに繋げるC-United株式会社の取り組み
    https://c-united.co.jp/sustainability/

     

      《Change Makers Fes 2024 協賛企業様のご紹介》

      C-United株式会社
      “珈琲文化の創造と発展を通して人を幸せにすること”という経営理念の下、珈琲館、カフェ・ベローチェ、カフェ・ド・クリエなどを中心に、様々なスタイルのカフェブランドを運営。C-United全体で、11 ブランド約 570 店舗を全国で展開。

      ■展開ブランド : カフェ・ベローチェ、THE SMOKIST COFFEE、珈琲館、珈琲館 蔵、CAFE DI ESPRESSO珈琲館、カフェ・ド・クリエ、カフェ・ド・クリエ ホピタル、カフェ・ド・クリエ リーブル、カフェ・ド・クリエ グラン、カフェ・ド・クリエ プラス、メゾン・ド・ヴェール

      飲食事業で働く楽しさや喜びを感じていただけるよう、学校の生徒さん向け職業体験や親子向けワークショップを開催。職業体験では、実際のお店で、数日間にわたる接客や商品作り等のお仕事体験や、“カフェ店員ってどんなお仕事?”をテーマにしたラテアートやブラックボード作りなど、親子で一緒に取り組むワークショップをご提供。

       
      C-United株式会社 Webサイトはこちら

     
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