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厚生労働省へ電話をかけて“子どもの声”を大人に伝える
カナダ留学中の中学生が小5から始めた「オリジナルアクション」の起こしかた

  • 名前:坂口くり果
    属性:中学生
    実施期間:2021.1.12.-2022.3.5
    取り組んだ社会課題:子どもの権利侵害
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    ーあなたのソーシャルアクションを教えてください。
    子どもの権利条約を広め子どもへの虐待、家庭内暴力、子どもの貧困などの現状を減らすために、主に子どもの権利条約を日本全国の母子手帳に載せる必須項目にしてもらえるよう厚生労働省に働きかけるアクションを行った。

    今年は実現のために国会議員の方や世田谷区長に協力を求めたり、厚生労働省とかかわりのある知人に厚生労働省の現状や取り組みについて伺ったり、また、世田谷区の総合支所に世田谷区で私が区長に提言を行った後実際どのように母子手帳に子どもの権利条約が掲載されたのかを伺ったりして、その後実際に厚生労働省子ども家庭局母子保健課へ電話をして提言を行った。

    また、子どもの権利が守られていない現状と子どもの権利条約の重要性、そしてこのアクションを広めるためにスピーチコンテストに応募したり、イベントや集会でスピーチを行ったりもした。

     
    ーなぜこのソーシャルアクションを起こしたのですか?
    私はこのアクションを小学5年生から行っており、実際に世田谷区で子どもの権利条約が母子手帳に掲載されるようになった。その後これを全国、そして母子手帳の普及とともに世界へ広げられるよう、またそれにより暴力を奮おうと思う大人や子どもがいなくなるよう、”子ども”にかかわる問題だからこそ“子ども”として責任をもって解決していきたいと思ったのでこのアクションを行うことにした。

     

     

    ー取り組んだ感想を教えてください。
    内閣が新しくなり、厚生労働省が新しいトップのもと再発進しだしたり、こども家庭庁の創立準備、新型コロナウイルスの影響などでなかなか思うようにアクションが進まず、実際に全国の母子手帳に子どもの権利条約を掲載することはまだできていないが、この一年間日本とカナダ2か国で様々な手段を使いながらアクションを起こせてとても良い経験になった。

    また、今までアクションを起こしたり提言を行ったりしたときは一度で成功しあっという間に話が進むことが多かったが、今回は国の大きな機関ということもあり一度だけでは話がうまく進まなかったので今回の反省を活かし、今また再挑戦しているところなのだが、これもとても良い糧になっているなと感じる。

    そして、今年はメディアの方に取り上げていただいたり自分からSNSやイベント、スピーチコンテストなど様々な手段で自分の想いを発信したくさんの方にお届けすることができたと思うのでこれもまたアクション実現の一歩になったのではないかなと感じた。

     

    ー工夫したこと、達成したことを教えてください。
    今回私は厚生労働省という大きな国の機関への提言をメインに活動を進めてきました。いくら自分のオリジナルのアクションで、個人として活動してきたとはいえど実現のためにはやはり自分の力だけでは無理があると思います。

    そこで私は厚生労働省にいきなり提言を行うのではなく、国会議員の方々や世田谷区長などに実際に提言を行い、厚生労働省の方とつなげていただき実現しやすくなるよう協力していただけないかお願いをしました。幸いたくさんの方が協力してくださることになり、中には厚生労働省へ提言をするときのアドバイスをくださった方もいらっしゃいました。今は、その方々のご協力のもと実際に1ステップずつ実現に向けて再挑戦の準備をしています。

     

     
    ー困難だったこと、次回に活かしたいことはありますか?
    国の機関への提言は決して簡単なものではなく、一度でうまくいく可能性はほぼ0と言ってもいいと思います。今回私は新型コロナウイルスの影響や自分が留学していてるということもありほとんどの活動がオンラインのものとなってしまいました。

    やはりそうなると直接提言するよりも熱や伝えたいことが伝わりにくいのか、あまり思うようにアクションを進めることができませんでした。その反省を活かし、次回はどのように画面上や文章上で自分の想いを伝え、相手に届くようにするのかを考えアクションに取り組もうと思います。また、今年度協力すると言ってくださった国会議員の方々などとの人脈を大切に共にアクションを起こし、引き続き実現へ前進していこうと思います。

     
    ーこれからソーシャルアクションに取り組む方へメッセージをお願いします。
    まずアクションを起こすときに重要なのは“自分のオリジナルのアクションを起こす”ということ。もちろん最初は誰かのアクションを参考にしたり一緒に活動したり、イベントに参加したりすることも大切だと思います。

    けれどもそのあとステップアップして自分である問題に対してアクションを起こしてみたいと思うなら他の人に“こんな方法もあるのか!”と興味を持ってもらえるようなクリエイティブなアクションを考えてみることが重要なのかなと思います。

    そうすれば簡単な道ではなくても、確実に自分が想いを伝えたい、訴えたい相手やたくさんの方々に自分のアクションに興味を持ってもらったり覚えてもらうことができ、アクションを実現させやすくなるはずです!

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