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チェンジメーカー紹介

児童労働のない世界をつくる“お手紙”大作戦
小学生が新聞社や企業、大人に想いを伝えて世界を変えるアクション

  • 名前:波田野 優
    属性:小学生
    実施期間:2021/4/22-2022/1/29
    取り組んだ社会課題:児童労働・子どもの権利
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    ーあなたのソーシャルアクションを教えてください。
    【児童労働】
    ●毎日小学生新聞に手紙を郵送して、インタビュー記事が紙面掲載された
    ●読売子ども新聞に手紙を郵送した
    ●サミット株式会社の本社へフェアトレード商品取り扱いのお願いの手紙を持参し、広報担当の方に対応していただいた
    ●京王ストア永福町店に手紙を持参した。フェアトレードチョコレートシリーズ商品の取り扱いを始めていただいた
    ●JICA児童労働オンラインセミナーの講師として、30分登壇した
    ●共同通信社の取材後、47都道府県地方紙に掲載された
    ●杉並区立子ども園を訪問し、児童労働絵本読み聞かせをした
    ●児童労働啓発動画を作成し、第3回SDGsクリエイティブアワード審査員特別賞を受賞した
    ●せたがや国際メッセに登壇した

    【子どもの権利】
    ●院内集会にて「子ども基本法」制定、「子ども家庭庁」設立に向け提言活動や国会議員・各省庁職員と対話した
    ●毎日小学生新聞に院内集会記事が掲載された
    ●子どもの権利フォーラムにてオープニングセッション登壇、分科会運営に参加した

    ーなぜこのソーシャルアクションを起こしたのですか?
    開発途上国の多くの子どもたちが健やかな成長を妨げられ、将来の人生を切り開いていくために必要とされる教育を受けられず、過酷な労働をしていることを知り、今私が不自由なく学校に通い、友達と遊ぶ日常との大きなギャップを知り心を痛めた。

    しかし、児童労働は他人事でなく、多くの輸入品に頼って生活する私たちに深く関わっていることと子どもの権利について多くの人に啓発したかったから。

    ー取り組んだ感想を教えてください。
    児童労働問題や子どもの権利について多くの人に啓発できたと実感することができた。特に同世代の若者や国会議員や各省庁の方など、啓発する対象の方々と直接会った際には、彼らの反応からどのように相手はその問題を捉えているのかなどを知ることができたのでとても良い機会となった。

    児童労働や子どもの権利条約に対し、現在の日本社会では認知度がとても低いと考えている。その状況を改善することが問題解決への一歩につながるのではないかと考えている。

    例えば、児童労働問題においては、多くの輸入品の消費者である日本の私たちが、商品や製造過程の背景にある児童労働の子どもたちの現状を知ることから自分たちにできることを考えることが問題解決の糸口につながると考える。

    このような視点からも、海外の児童労働の現状やサプライチェーンの仕組みを多くの日本人に伝えることによって、遠い国のことでない自分ごととして捉えてもらう良い機会となり、私のアクションにより多くの人に啓発できたことをとても良かったと感じている。

    ー工夫したこと、達成したことを教えてください。

    ●活動の対象の人に合わせて、より一層身近に感じてもらえるように日常生活に関わる事柄を上げてアプローチした。(例:学生には学校生活の事、消費者の立場からは日々購入している物についてなど)
    ●アクションを起こすタイミングを考えて計画・行動した。(例:児童労働反対世界デー、子どもの日、児童労働撤廃国際年など)
    ●活動の幅を広げるために、特にメディアでお世話になった方などにお礼の手紙を送るなど、ご縁を大切にしている。(例:児童労働記事掲載でお世話になった記者の方に、子どもの権利活動でも連絡や報告をしている。名刺をいただいた方に後日お礼の手紙を書いたり、今後の活動への想いを伝える。)

    ー困難だったこと、次回に活かしたいことはありますか?
    コロナの影響で人と直接向き合って活動をすることに制限があり、一人一人へ訴えかけるような活動ができなかった。しかし、一方で「伝え方」を工夫し、動画作成、ブログの連載やZOOMを通して多くの人と関わることができるなど、新しい活動の方法を得ることもできたのでとても良かった。今後も様々な「伝え方」を工夫し活動をさらに広げていきたい。

    ーこれからソーシャルアクションに取り組む方へメッセージをお願いします。

    社会を変える事は必ずしも毎回簡単であるとは言えません。私も活動する前はそのように考えていましたが、今では一人一人の起こしたアクションが集まると必ず大きな力になるのだと感じることができます。もしあなたが世界を変えるために何かアクションを起こしたいと考えるなら、小さな事でも始めてみてください。あなたの仲間は世界にいます。一緒に活動しましょう。

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