CHANGE MAKERSチェンジメーカー紹介

“社会を変えたい”強い想いが1番大切
子ども食堂への未使用文具を寄付。プロジェクト大成功の裏の大変だったこと

  • グループ名:さいたま市立大谷場中学校 有志グループ
    名前:伊藤菜穂、今川つかさ、奥村双葉、滝田優羽、野崎葵、原悠太
    属性:中学生

    実施期間:2021/4/25〜2021/7/31
    取り組んだ社会課題:子どもの貧困問題、教育格差
    集めた金額:約1,300円
    寄付先:クルドを知る会、みな風子ども食堂
    ボランティア時間:約6時間
    影響(インパクト)を与えた人数:約100人

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    ーあなたのソーシャルアクションを教えてください。
    通っている中学校で私たちと同学年である中学2年生に、使っていない文房具とマスクを寄付してもらい、それを子ども食堂などの団体に届けました。また、子ども食堂ではボランティア活動も行いました。

    ーなぜこの社会課題に取り組んだのですか?
    世界には様々な社会問題がありますが、それと同じように日本国内にも重大な問題が多くあることを知り、何かしたいと思ったことがきっかけです。またその中でも、私たちと同じ子どもが理不尽な想いをすることがない社会を造りたいと考え、この社会問題に取り組みました。

    ーなぜこのソーシャルアクションを起こしたのですか?
    学校で文房具の落とし物が多くあるのを見つけ、落としても拾いにくる人が少ないことに疑問をもったので、同年代の子どもの助けになるとともに、寄付することを通して自分たちが無駄にしている文房具の多さに気づいてほしいと思い、このアクションに取り組みました。

    ー工夫したこと、達成したことを教えてください。
    最初は、自分たちで計画はしたものの周りの人の反応が分からず不安でしたが、実際に寄付期間が始まると、あっという間に寄付の箱がいっぱいになるくらい、次々に寄付をしてくれたので、とても驚いたと同時に喜びを感じました。

    そして話し合いの中で、寄付をする際の梱包する袋がビニールだと環境に悪いのではないかという意見が出たため、急きょ学年での紙袋回収もしました。短期間であったのにもかかわらず、200枚以上の紙袋が寄付されたときには、本当に達成感と感謝の気持ちでいっぱいでした。このように、寄付先のニーズや環境面にも配慮して活動を行えたので、成功でき良かったです。

    ー困難だったこと、次回に活かしたいことはありますか?
    普段の学校生活を送る中に活動を組み込んだため、休み時間は毎回話し合いをしたり部活を休んでアポ取りを行なったりしなければならず、とてもハードスケジュールでした。テスト期間にも学校に残って準備をしていたりしたので、勉強時間が削られたのはかなり辛かったです。

    また、私たちの学校で生徒のみでアクションを起こしたのが初めてだったので、前例がない中で活動しなければならなかったのも大変でした。その様な理由から、アクションを起こす本来の目的を忘れかけていたこともしばしばあったので、次回からは、メンバー同士でお互いのスケジュールを伝えあい、こまめにコミュニケーションを取りながら活動を楽しみたいと思います。

    ー最後にこれからソーシャルアクションに取り組む方へメッセージをお願いします。
    この活動は一人では絶対に成功できませんでした。最初はためらいを感じますが、周りの数人の友達から始め、最後には大規模の人を巻き込めば社会を変えられるはずです。大切なのは、「社会を変えたい」という強い想いだと思うので、初心を忘れずにどんどん新しいことにチャレンジしていきましょう! Together, we can change the world!!

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