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日本で起きている人権問題を知ってほしい……
中学生2人で英語と日本語で「入管問題」100人アンケートとワークショップ開催
名前:今川つかさ、植岡優里奈
属性:中学生
実施期間:2021/10/8-2021/11/30
取り組んだ社会課題:入管問題
影響(インパクト)を与えた人数:116名
ーあなたのソーシャルアクションを教えてください。
入管問題のアンケートを、日本語版・やさしい日本語版・英語版で作り、24歳以下の子ども・ユースの方に回答していただいた。また、実際に入管施設に収容された経験のある方と、難民問題に関する活動をしている方をゲストスピーカーにお招きして、入管問題のオンラインイベントを開催した。
ーなぜこの社会課題に取り組んだのですか?
入管問題は、今すぐにでも解決されるべきである重要な社会問題であるにも関わらず、認知度が低いことを疑問に思ったから。
ー取り組んだ感想を教えてください。
アンケート結果より、入管問題を知っている人は少ないということを改めて実感しました。しかし、知らなかった人に知る機会を与えられたという点でも、アンケートをしたのは良いアクションだったと感じました。
ー工夫したこと、達成したことを教えてください。
アンケートは誰でも気軽に答えられるという利点を利用して周知活動を積極的に行なったところ、目標としていた「100人の方に答えていただく」ことを達成できて良かったです。また、アンケートは日本語版のみならず、やさしい日本語版と英語版も作り、様々なバックグラウンドを持つ人が答えやすくなるようにしたのも目標を達成できた1つの要因だったと思います。
そしてオンラインワークショップでは、入管問題について詳しく知らない人にも問題を身近に感じ意識を高めてもらうために、講師の方と当事者の方をお招きした点はこだわりました。当事者の方のお話はとても心に響くものがあり、主催した私たち自身も、刺激を受けました。
ー困難だったこと、次回に活かしたいことはありますか?
アンケートは目標人数を達成しましたが、オンラインワークショップは人数が集まらなかったので、もっと様々な方法で集客を行うべきだったと思いました。
また、メンバー同士でのコミュニケーションが上手くできていなかったことが原因で分担が偏りすぎてしまったり、アクションの準備をするのが作業化して、本来の目的を忘れかけたりしていたことがあったので、次回に団体でアクションを起こすときは個々のスケジュールや希望を反映させて、みんなが楽しめるようにしたいです。
ーこれからソーシャルアクションに取り組む方へメッセージをお願いします。
アクションを起こす中では、心無い言葉をかけられたり、上手くいかないことがあったりして、挫折したりネガティブ思考になったりすることがあると思います。しかし、辛さを味わうと、アクションが成功したときの喜びや達成感は必ず倍増します。
社会問題に向き合う中で、その大きさに立ち向かうのが怖くなったり調べて心を痛めたりしたときは、自分の心のケアもしっかり行いながら、少しずつ社会を良くしていきましょう!