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支援金309万円で、異文化の素晴らしさを学べる「かるた」制作
ミャンマーでクーデターを経験した女子高生が始めたソーシャルビジネス

  • グループ名:Yangonかるたプロジェクト
    名前:野中優那(代表)

    属性:高校生
    人数:7名

    実施期間:2021/5/1-2022/3/12
    活動地:日本・ミャンマー

    アクションの種類:ソーシャルビジネス
    取り組んだ社会課題:国際問題・異文化の理解

    影響(インパクト)を与えた人数:322人
    集めた金額:クラファン支援金 3,096,500円

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    ーあなたのソーシャルアクションを教えてください。
    日本の伝統文化である「かるた」を利用して、平和な時代のミャンマーの人々の暮らし、文化、歴史を知っていただくことで、現在ミャンマーで非道な人権侵害を受けている人々にも、暮らしがあり家族がいるというストーリーを知らせることが目的。

    自由も平和も、当たり前ではない国があり、私たち若者が世界の問題を「自分ごと」として受けとめ、若い世代が異文化と多様性を知り、ミャンマーと日本の5年先の未来を作る活動をしている。

    2021年12月1日より、2月1日までかるた製作のクラウドファンディングを実施。目標金額150万円に対し、309万円のご支援をいただいた。
    かるたを用いて、小中高の学校、地域の国際交流施設、日本語を学ぶ難民支援の場などでイベントを実施するなど、日本の人々にミャンマーを伝える活動と、日本で暮らすミャンマー由来の方の日本語支援を実施。今後はミャンマー現地でも活動を広げる。

    ーなぜこのソーシャルアクションを起こしたのですか?
    クーデター当日、私は現地で暮らしていた。しかし避難のために帰国した日本では、同世代はミャンマーに対する知識がなく、クーデターや世界の紛争に対しても、関心が薄かった。

    しかし、私もアフガニスタンや日本の相対的貧困などに対し、無知だと気づいた。世界の問題を自分ごととして捉えるためには、命のストーリを伝える必要があり、まずは伝えることが未来を変えると信じて、活動を始めた。

    ー工夫したこと、達成したことを教えてください。
    たくさんの人を活動に巻き込んでいくことが大事だと思う。クラファンでかるたを製作するにあたり、ミャンマーでものづくりをする人を巻き込み、それをリターンとして追加したことで、たくさんの当事者をつくった。活動に関わるすべての人に、当事者になってもらうことを常に意識した。専門家の方の意見をお聞きしたこと、またメディアにも積極的に出演したこと。

    ー取り組んだ感想を教えてください。
    私たちにはミャンマーの人を救うお金も力もないけれど、でも学ぶことで未来を変えられると信じて、活動をしてきました。「ミャンマーで起きていることは、正直、遠くの国で起きていることという感覚でした。

    でも、活動報告を読むうちに、そこにはごく普通の市井の人々がいて、私たちと何ら変わらない日々の生活があることに思いをはせるようになりました。」「ウクライナのニュースを見るたび、ミャンマーのことを考えずにはいられない」と言ってくれた人もいます。

    「ただいつかミャンマーに行ってみたい」「ミャンマーを好きになった」と言ってくれた人もいます。活動を始めてよかったと思える瞬間です。ミャンマーを忘れ去られた地にしないために、これからも活動を続けていきます。

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